嘱託医の退任について
令和6年3月31日にて、一身上の理由により特別養護老人ホーム、および、グループホーム・ハートかしわの嘱託医を退任することになりました。
平成21年4月から15年間嘱託医をさせて頂き、一人の医者として、人間として勉強をさせて頂き、本当にありがとうございました。
私がハートかしわの嘱託医になった平成21年頃に、柏市ではUR豊四季台団地の建て替えに伴い、東大高齢社会総合研究機構と柏市医師会、柏市、UR都市機構が一緒になって柏プロジェクトという取り組みがはじまりました。
この取り組みは、現在では当たり前になりつつある地域包括ケアシステムのモデルとして日本中から注目を浴びていました。
その取組みが10年以上経過した頃に新型コロナウイルスが蔓延し、施設もクラスターとなり、連日の救急搬送や酸素導入等で、施設の職員さんはじめ本当に大変な経験をされたのが、つい昨日のように思い起こされます。
自院においても発熱外来や、訪問診療をしている患者さんが新型コロナウイルスに感染され、日々の診療が過酷であり医師としての限界を感じました。
自院は先代から継承して25年が経過し、通院されている患者さんもご高齢となり、今後は通院できなくなった患者さんを訪問診療する事が出来るように体制を整えていく所存です。
4月以降はアサガオあさがおクリニック 遠山根宇先生がご診察してくださいますので引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
この15年間、本当にありがとうございました。
これからも、何かご縁があればその時にはよろしくお願いします。
古田医院 古田達之
2024年 6月 1日