長時間の立ち仕事や、筋力の低下により、足の血流がわるくなると老廃物やリンパ液などが細胞間にたまって、足がむくみます。要因としては加齢や喫煙、糖尿病や栄養不足など、様々な要因が関係してきます。
下肢静脈は、重力に逆らって血液を心臓に戻すため、筋肉の収縮が必要であり、更に血液の逆流を防ぐため静脈には弁がついています。しかし、その弁が壊れて静脈の血液が逆流し、足に溜まってしまう病気が下肢静脈瘤（かしじょうみゃくりゅう）です。治療としては、まずは立ち仕事の軽減など生活習慣の改善と保存的治療として弾性ストッキングの装着を勧めます。改善しなかった場合には硬化療法や、血管内治療を行う専門医を御所介します。