古田医院(内科・外科・胃腸科)千葉県・柏市
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Q&A

喘息と診断され、近くの診療所でステロイドの吸入を勧められました。

"ステロイドは副作用が怖い"と思われているかたが多くいますが、最近では、気管支喘息は、「気道の慢性的な炎症」と言われており、この炎症を抑えるには、吸入ステロイド剤が大変に有効です。ステロイドの剤形としては、経口と吸入(ドライパウダー・エアゾール)があります。経口の場合は全身に薬が作用するので長期の服用により副作用が出る可能性があるといわれていますが、吸入薬は、必要な局所にのみ作用し、しかも、一般に薬剤は全身に移行すると代謝されやすい構造になっていますので、全身への影響は比較的少なくなります。また、使用後のうがいを励行する等の注意によって口腔カンジダ(カビの一種)症などの副作用も防ぐことができます。
成人の気管支喘息の場合、長期管理薬として日本の喘息ガイドラインでも第一選択薬になっています。また、吸入ステロイドの普及により、喘息死、入院率、救急受診率も減少したというデータがあります。

>> 参考サイト http://www.pulmicort.jp/asthma_qa.html

2008年10月23日 14:15